株式会社オリナス・パートナーズ / ORINUS PARTNERS Ltd.

News
2018.02.14

JANIC主催のSDGsシンポジウムに登壇しました


 

2月13日(火)、五反田のDEJIMAにて、国際協力NGOセンター(JANIC)主催のシンポジウム「技術×NGO×企業がもたらすSDGs達成へのインパクト」が開催されました。オリナス・パートナーズからは代表の打田がパネルディスカッションで登壇し、日本企業と海外のNGOとの事業提携の事例等を共有し、双方が直面する課題と解決方法についてお話しました。

事例紹介では、NECと日本の農業ベンチャーであるGRAからインドで展開するイチゴ栽培事業について、そして三菱電機からインドネシアで取り組むバイク用冷蔵庫の開発プロジェクトについて報告があり、生々しい苦労話も交えながらそれぞれの事業ステージにおける進捗が共有されました。苦労話の場面では企業に所属する参加者から共感の笑いも起こりました。同時に、会場からは社内での投資回収の考え方や市場性の見極めの方法について真剣な質問が相次ぎました。それに対して登壇者は、企業としての方針と合わせて事業に向き合う個人の姿勢についても率直な意見を述べていたことが印象的でした。

さらに、JANICが運営する「NGOと企業の連携推進ネットワーク」からは、先に実施された勉強会で挙げられたNGOの技術に対するニーズと企業が持つ技術の提供可能性についての具体例が報告されました。勉強会に参加したNGOも登壇し、ワクチンの保冷庫やITを活用した教材の展開など、特定の技術を必要とする背景について説明しました。参加した企業からはNGOが必要とする技術について踏み込んだ質問が出るなど、現場の技術ニーズに関する企業の関心の高さが伺えました。

JANICでは引き続き技術をテーマとしてNGOと企業によるSDGs達成に向けた協力可能性について議論を深めていく方向とのことであり、オリナス・パートナーズは現場で事業提携を促進する立場から、今後も積極的に事例や意見の提供を通じて活動の推進に貢献していきたいと考えています。