社会起業家育成・支援プラットフォーム
バングラデシュでは、グラミン銀行やBRACなど、多くの社会事業を生みだす国として知られていますが、実際に若い起業家が事業の拡大に必要となる技術や資金を調達することは簡単ではありません。本プロジェクトでは、そのようなギャップの解消に日本が持つリソースを活用できないかと考え、バングラデシュの社会起業家と日本企業の人材や技術面での交流を促し、新規事業を生み出すことを目的として、首都ダッカで社会企業家のビジネスプランコンテストを開催しました。
2015年11月末より12月末まで、農業、エネルギー、医療、教育、ICTの領域で日本企業との事業提携を希望するバングラデシュの社会起業家から事業を募集しました。2回の選考を経て2016年1月23日にダッカ市内で現地の企業、投資家、支援団体等を招いての最終選考会を開催しました。当日の様子はバングラデシュの有力紙Daily Star (12/11付)へ掲載される等、ユニークな機会として現地での注目を集めました。
ファイナリストはオリナス・パートナーズ支援による日本企業・組織とのマッチング機会を得ました。また、優勝者である交通データプラットフォームビジネスを展開するGoBDを日本に招待し、同社が求める技術を保有する日本企業との面談等を設定しました。また、「40億人のためのビジネスアイデアコンテスト(IC-Net社主催、オリナス・パートナーズ他協賛)」にてゲスト枠で事業を発表しました。